
フロアコーティングの耐久性は、10年や20年といわれているものもありますが、それは正しく使った場合の想定耐久年数であることがほとんどです。お手入れ方法や扱い方を誤ると、耐久年数よりもコーティングが劣化してしまう可能性もあります。ここでは、フロアコーティングを長持ちさせるための適切なお手入れ方法について詳しく解説します。
フロアコーティングした床を掃除する際は、基本を守らないとコーティング剤が変質してしまう可能性があります。掃除の仕方によって気をつける点が異なるため、一つひとつ確認しておきましょう。
掃除機がけは、普通の掃除機でもお掃除ロボットでもどちらでも可能ですが。ただし、ブラシや水分を含む機能はOFFにして、吸引のみでゴミや埃を吸い取りましょう。ブラシ機能は絨毯など、ゴミが絡みついている場所を掃除するものです。フローリングの上では、コーティングの塗膜表面を傷つける原因となる可能性があるため注意しましょう。
キッチンからの油汚れやシンクや洗面台周りの水アカ、裸足で歩いた際に付着した皮脂汚れなどは、水を硬く絞った雑巾で拭きあげましょう。なかなか落ちにくい汚れや油はお湯で拭き取るか、少量の家庭用中性洗剤を雑巾に含ませる、アルコールを含んだ布で汚れを落とすのもおすすめです。
雑巾がけは落としたい汚れをしっかり拭き取れますが、毎日続けるのは難しいかもしれません。クイックルワイパーは別売りでスティック型のフローリングワイパーを付けると、手軽に床を掃除できます。
クイックルワイパーはいくつか種類がありますが、埃を取りたいならドライタイプ、雑巾がけの代わりにはウェットタイプがおすすめです。ただし、ワックス成分が含まれているものの使用は控えましょう。汚れが吸着し、黒ずみの原因になる可能性があります。

せっかくフロアコーティングをしたら、その効果はできるだけ長く続いて欲しいでしょう。掃除する際の注意点に気をつけていれば、効果を長持ちさせ美しい床をキープできます。
フロアコーティングした床には、基本的にワックスがけはしないほうがよいでしょう。ワックスワックス自体に汚れが吸着する可能性が高まるためです。さらに、フロアコーティングした床は何もしてない床に比べて汚れがつきにくいと同時に、ワックスもつきづらく剥がれやすいため向いていません。
髪の毛や埃を粘着テープで取るときは、テープと一緒にフロアコーティングの塗膜が剥がれる恐れがあります。そのため、粘着テープ付き掃除道具のコロコロなどの使用は控えましょう。
メラミンスポンジは水だけで汚れが落ちるため便利ですが、フロアコーティングした床には使わないほうがよいでしょう。メラミンスポンジは、メラミン樹脂というとても硬い樹脂が使われています。スポンジを削りながら汚れをかき出してくれるため、床を傷つける可能性があります。
フロアコーティングした床の表面は水分に強いですが、フローリングの目地の部分が水分を吸収するとカビが発生し、フロアを傷める原因となるため、濡れた床を長時間放置するのはおすすめできません。床が濡れた場合は、放置せず素早く拭き取りましょう。
フローリングの除菌掃除には、次亜塩素水・次亜塩素ナトリウムなどの成分が含まれた洗剤を使用するのがおすすめです。しかし、次亜塩素水・次亜塩素ナトリウム水溶液が使えない素材のフローリングもあるため注意が必要です。
また、原液のような高濃度のまま使用すると、表面が変色しシミができてしまう可能性があります。各洗剤の使用方法、注意点などしっかりと読み、希釈倍率をよく確認して使用しましょう。

掃除方法以外にも、気をつけたい点がいくつかあります。ほかにどのような注意点があるのか、以下で紹介します。
ダイニングテーブルやテレビボードなどの重量がある家具を引きずって移動すると、引きずった跡がつく原因になります。家具には保護キャップ、保護マット、カーペットを敷くなど工夫しましょう。椅子やテーブルの足には、保護フェルトなどを貼ることをおすすめします。
もしペットのいるご家庭なら、ペットの爪のお手入れを心がけましょう。特に犬は爪が伸びるため、定期的な爪切りが必要です。動物の爪は硬く形状も尖っていて種類や大きさによっては鋭く、細かな傷がつく恐れがあります。
今回は、フロコーティングした後の掃除方法について解説しました。も掃除方法を誤ると雑菌が繁殖しシミを作ってしまう可能性もあります。一度シミができてしまうと、自分で落とすのは難しく業者にお願いして張り直す必要も出てくるため注意してください。正しい掃除方法で、いつまでも綺麗な床を目指しましょう。