
フロアコーティングとワックスは、フローリングを美しく保護する目的は同じです。一方で、明確な違いもありますが、一体何が違うのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。ここでは、フロアコーティングとワックスの違いを詳しく解説します。フロアコーティングとワックスの違いを理解することで、スムーズに施工依頼ができます。ぜひ施工依頼をする際の参考にしてください。
フロアコーティングとは、専用の溶剤を塗布して硬化させてフローリングを保護することです。耐久性に優れ、さらに水や薬剤にも強いため、一度施工すると長期に渡りダメージからフローリングを守ります。
フロアコーティング剤が油性なのに対し、ワックスは蝋や樹脂を主成分とした水性です。主に、フローリングのツヤ出しや乾燥を防ぐために実施します。また、定期的に塗り直す必要があり、年に数回のメンテナンスが必要です。
次は、フロアコーティングとワックスには具体的にどのような違いがあるのか、細かく紹介します。同じようにみえて多くの違いがあります。
フロアコーティングとワックスでは、耐久年数が違います。ワックスは3か月〜1年ほどで、定期的な塗り直しが必要です。また、床の使い方や水拭きの頻度によって耐久年数はさらに短くなる可能性があります。一方、フロアコーティングは最長で35年、短くても5年の耐久性があるといわれており、一度施工したらよほどのことがなければ塗り直しをせずに過ごせるでしょう。
ワックスは皮膜が柔らかく傷がつきやすい特徴があるため、定期的なメンテナンスが必要です。一方、フロアコーティングはガラスやシリコンなどの合成樹脂で作られており、皮膜が硬く床を保護しやすいといわれています。そもそもの主成分が違うため、皮膜の硬さにも違いが現れています。
ワックスには床に光沢を出し、つややかに見せるほか、滑り止めの役割もあります。一方、フロアコーティングはツヤ出しや滑り止めの効果はもちろん、水に強いため防水やカビの発生を防ぐ役割もあります。また、抗菌効果のある種類もあり、機能は多岐に渡ります。

フロアコーティングは耐薬性に優れており、汚れが付着した場合、水拭きやアルコールで拭き取ることが可能です。ワックスの場合、耐薬性はあまり高くなく、アルコールが付着すると白く変色する場合があります。ワックスがけした床の汚れを拭き取る際は注意が必要です。
ワックスは、ワックス剤自体が柔らかく色や汚れが吸着しやすい特徴があります。そのため、ワックスがけした床は徐々に黒ずむ可能性があります。フロアコーティングの場合、汚れを吸着するのではなくコーティングの上に汚れがのっている状態になります。つまり、フロアコーティングの上を拭くだけで簡単に汚れを落とせるため、お手入れしやすいといわれています。
ワックスは水や洗剤に弱く傷がつきやすいため、汚れが付くと簡単に落とせません。そのため、定期的に上塗りする必要があります。ただ、どうしても回数を重ねていくうちに、徐々にムラや汚れが目立つようになります。フロアコーティングは、合成樹脂やガラスなどを主成分とした液体を塗布することで、強固な塗膜を形成します。耐久性が高く、一度施工すれば長期間メンテナンスが不要です。
ワックスは業者に頼むと500〜1,000円/㎡が相場といわれており、クリーニング業者にハウスクリーニングの仕上げとして、一緒にお願いする場合が多いようです。フロアコーティングは専門業者に依頼すると2,000円〜5,000円/㎡が相場で、フロアコーティングの種類によっても単価が異なります。
最近では、人体に優しい素材を使ったコーティング方法が増えています。適切なコーティング剤を選ぶことで、赤ちゃんやペットのいるご家庭でも安心して施工できます。ワックスの場合、フロアコーティングと違って硬化しないため、成分が人体に付着する可能性が考えられます。また、ワックスは定期的に重ね塗りする必要があるため、床に付着した汚れや雑菌が入り込む恐れがあります。

今回は、フロアコーティングとワックスの違いについて解説しました。それぞれに特徴がありますが、新築の家や小さなお子さまがいる世帯では、特に耐久性が高くメンテナンスフリーで安全性の高いフロアコーティングが好まれているようです。
それぞれのメリット・デメリット、違いを理解していると施工業者に依頼する際にもスムーズです。